KAORU STUDIO
「あっ、Kuri教授、僕、ゆっくりしか歩けないんです!」 そう言いながら、キャッツはロボット人生の中で初めて必死になって、最速で歩いてKuri教授の後を追った。キャッツは、(これが人間の息切れというものかも…)と考えながら、とにかくKuri教授の研究室に急いだ。
UCLAの月曜日は朝から賑やかだ。 AIロボット工学部だけではなく、ほぼすべての学部で、夏休み中も大学院の学生が登校しているのだ。 「キャッツ、AIロボットはね、パスはデータとして読み込むのよ。」 「僕は、カードを首に掛けたいんだよ!」
今日は、アンソロピックを私なりに解析したい。成城石井よりも恐らく美味しいポテトサラダを量り売りをしている企業が、「うちのポテトサラダは日本で一番美味しい!きちんとグラム単位で売っているから誠実だ!」と、暗に成城石井を批判するようなことは絶対に言わない。
この頃から、『AIロボットの融通の利かなさ』というものに真剣に向き合ってみた。 私の物語の場合、分かりやすいのは、Kaoluが飼っている犬のローラとの比較だと直感的に思った。
「カエ、ローラとボール遊びをして、ローラが飽きたらKovalenko教授の研究室にローラとP2と一緒に来るんだよ!」 Allenは、カエに声を掛けた。 その瞬間、ローラはボールを投げだしてAllenとKaoluのそばに走り寄った。「あらっ?ローラも研究室に行くの?ボール遊びは?」
「Kaolu、また遅刻するよ~」 キャッツが耳のそばで大きな声で言った。Kaoluは思わずベッドの上に起き上がった。 「あっ、びっくりした。キャッツ、今日は日曜日よ、しかも昨日は帰ったのは1時近くだったじゃない。もう少し寝かせてよ。」 「でも、ローラが怒っているよ!」