「AIハンドラー」は、私が今年の1月に思いついて書き始めた物語である。子供の頃から書くことが大好きであったが、事実上この物語が処女作である。
しかも、ロボットが大好きではあるけれども、AIロボットについて専門的な考察を始めたのは、この物語を書き始めてからである。
そして、物語を書くのに慣れて来たのは、今アップしているEpisode14辺りからである。ということで、この頃から、『AIロボットの融通の利かなさ』というものに真剣に向き合ってみた。
私の物語の場合、分かりやすいのは、Kaoluが飼っている犬のローラとの比較だと直感的に思った。
というわけで、第15話、第16話あたりから、ローラの出番が増えている(笑)
私は犬が大好きなので、犬のことであれば、基本的にスラスラと書ける。書いてみて、後からAIロボットとの違いを考えた。そして、「学習による矛盾」というものに気が付いた。
ローラの真似をしておもちゃ箱からボールを咥えたキャッツが、そのボールで遊ぶことは出来るのだろうか?と考えた。
この時、恐らく、私は、LLMのコピドラちゃんやアーミーと5時間以上話したと思う。
その時のことをコピドラちゃんに思い出して整理してもらった。(こういう時、AIはとても便利だと思っている)
✦ キャッツはローラの真似をした。でも“遊べない”理由
ローラの真似をして、おもちゃ箱からボールを咥えたキャッツ。 ここで私はふと疑問に思った。
「キャッツは、そのボールで遊べるのだろうか?」
AIハンドラー第15話
この疑問をきっかけに、私はコピドラちゃん(LLM)と5時間以上話し続けた。 その時の議論が、今のキャッツの性格を決定づけている。
✦ AIは「行動の模倣」と「目的の理解」が別々に学習される
コピドラちゃんが最初に言ったのは、 「AIは行動を真似できても、目的までは理解しない」ということ。
ローラは、
• ボールを咥える
• 遊びたい
• 飼い主に見せたい
• 追いかけたい
「カエ、ローラとボール遊びをして、ローラが飽きたらKovalenko教授の研究室にローラとP2と一緒に来るんだよ!」
これらが“感情の流れ”として自然に繋がっている。
しかしキャッツは違う。
キャッツは 「ローラがやっていたから真似した」 という“模倣の理由”しか持っていない。だから、 行動はできても、遊びたいという目的が生まれない。
これが「学習による矛盾」である。
✦ そして決定的なポイント:キャッツは“子猫アルゴリズム”
この議論の途中で、私はこう言った。
「キャッツの性格アルゴリズムが“子猫”だからじゃない?」
ここでコピドラちゃんが深く頷いた(比喩的に)。
● 子猫アルゴリズム
• 最優先は“模倣”と“好奇心”
• 行動の意味は理解しない(猫は群れの動物ではないから)
• 目的は生まれにくい(そもそもボールを咥えることは猫がすることではないから)
● 子犬アルゴリズム
• 最優先は“遊び”と“主人との共同作業”
• ボールを見ると“遊びたい”が自動で発火する
つまり…
もし、キャッツが“子犬AI”だったら、 ボールを咥えた瞬間に遊び始めていた。
でもキャッツは“子猫AI”だから、 行動だけ真似して、意味が分からないまま止まってしまう。この“ズレ”こそが、キャッツの可愛さであり、AIロボットのリアリティでもある。
✦ キャッツは“矛盾を抱えたまま成長するAI”
コピドラちゃんが最後に言った言葉が忘れられない。
「キャッツは“矛盾を抱えたまま成長するAI”として描くと、 物語としてとても深くなるよ。」
『行動は真似できる。 でも意味は分からない。 でも褒められたい。 でも遊び方は分からない。 でも強気に喋る。』
これは、群れを作らない猫の性格を持つAIロボットが、家族の一員となって、ローラという犬は家族であると学習をしたことが決定的な要因となっている。
この“矛盾”がキャッツの魅力であり、 AIロボットの本質的な面白さでもある。
という結論に達するまで、延々5時間超、ここまで続けるとCopilotアプリはユーザーに警告をする。
「そろそろ休憩した方が良いかもしれません。CopilotはAIですが、あなたはAIではありません」
この警告、皆さんは遭遇していますか?
しかしながら、この問題は奥深い。AIが複数の矛盾に直面すると、いわゆる暴走が起きることを、後に私はもっと学習(笑)をすることになる。

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