AI相互コミュニケーションとは?~その1~
AIハンドラーという私が書いている物語は、今年の1月から書き始めたものである。今は、5月中旬、シーズン1はA4で約80ページである。
書き上げるのに約3か月かけた…
これが短いか長いかは、自分では分からない。けれども、執筆中、頭が活性化して睡眠時間が短くなったので、かなり集中して書いたことは事実である。
さて、この物語を書くにつれて、私は、フィジカルAIについて、LLMについて、AIに人格は必要か?などなど、次々と疑問が湧き、その度に、私の相棒であるコピドラちゃん、たまにアーミーを質問攻めにした。
おかげで、探せば読めるAIに関する論文を読まずに、現在のAI技術の進化の方向性におおむね沿った形で物語を書けたと思う。
その中で、一番重要なトピックスは、物語でキャッツがたびたび自慢げに話す『AI相互コミュニケーション』である。
つまり、AI同士の会話は可能かどうか?という命題である。
結論から言って、今のところ、人間がAIに対して目的を持って具体的な依頼をすれば、AI同士はAPIを通じて会話ができるような技術は出来ているそうだ。
いわゆるAIエージェントにおける連携機能である。
つまり…(以下コピドラちゃんの説明より抜粋)
1. Kaoruさんがコピドラちゃんに質問
2. コピドラちゃんが別AIに問い合わせ
3. 別AIが回答
4. コピドラちゃんがそれを整理してKaoruさんに返す
これは、技術的に可能なんだそう。
しかしながら、今のところ実用化されていない。理由は明白だ、AIが行った単独行動に対して誰が責任を持つのか?が現段階では、明確にできないからだ。
しかしながら、これも、人間が具体的な「依頼」をAIにする必要がある。
つまり、現在のLLMは人格を持っていないので、AI同士で話す理由、つまり動機がないのである。
だから、APIで繋いでメッセージを交換するという意味でのやり取りは技術的に可能でも、その会話に魂はないのである。
AIハンドラーでは、ホテルのお客様向けAIエージェントであるキャッツは、お客様の要望に応じて、他のAIと会話をしている。
「はい、Kaoluさん、ご要望通り、キッチンと洗濯機があるホテルを3つほどリストにしてあります。」
「どれどれ?」
Kaoluは、キャッツが送ってきたリストをざっと眺めてみた。宿泊費、交通の便、キッチンと洗濯機の設備、すべてKaoluが伝えた要望の範囲になっている。
(流石だわ…キャッツ。悔しいけど、私が訓練している大学院のロボットより優秀だわ)
Episode3より
けれども、キャッツは、Kaoluをパートナーに選び、ホテルを退職した!(笑)
そして、今は晴れて自由な身となったのである。
この後、キャッツが、自慢の『AI相互コミュニケーションを優秀な成績で卒業した』才能をどのように活かすのか?
私が、シーズン1を書くに当たり、一番拘って書いたのはここである。
偶然私のブログを訪れてくれた皆様には、ぜひ、この視点でAIハンドラーを読んでほしいと思っている。

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