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二日酔いにはお粥
朝起きたら…若干二日酔い気味”(-“”-)”
ということで、韓国で優しい朝ごはんと言えばお粥です!!
世宗ホテルの並びのビルの地下1階にあります。階段が狭くて一瞬躊躇しますが、家族経営のこじんまりしたお店は、日本人が7割は占めるという人気店です。
今回は、二日酔い気味なので、奮発してアワビ粥をオーダーしました(#^^#)
(すいません、卵をかきまぜてから写真撮りました)
何度食べても美味しいです。
そして、このお店はキャッシュレス決済9割の韓国にあって、現金のみのお支払いです( 一一) このお店でクレジットカードが使えるようになったら、韓国のキャッシュレス化は完了するだろうといつも思っています。
さて、今日は、夜8時のフライトで日本に戻ります。
昨晩、日本大使館前の慰安婦像を見に行くことは現地友人達から猛反対を受けたので断念・・・
行くべきところは、北村かな?
北村(ソウル)
北村は、李王朝時代に両班と呼ばれていた貴族が住んでいた地域で、今でも時代劇の撮影などで使われていますが、普通に住民も住んでいるというところです。
韓国ドラマは世界中に輸出されていて、韓国の経済を支えているとも言われています。どんな国の人が来ているのか??見に行くことにしました。
ということで、地下鉄を使って明洞駅から安国駅まで向かいます。
安国駅の一つ先は景福宮で、李王朝時代の王宮殿はいつも観光客でにぎわっています。
安国駅は、いつも食べに行く参鶏湯のお店の最寄りの駅なので、地図が無くても、まあ大丈夫です。
いつもは、参鶏湯を目指して周りを見ることなく駅から出ていくのですが、私はここで、ある物を発見しました。
日本語で竹島、韓国語では独島(DOKHO)と呼ばれている日本と韓国の間で、帰属権を争っている(正確に言うと、それぞれの国が自分の領土だと主張をしている)あの無人島の模型です。
安国駅は、北村や仁寺洞といった観光地に向かうために使う駅なので、それなりに人はいますが、決して大きな駅ではありません。
その地下鉄の地下道の途中に、サラッと置いてありました。
本当にサラッとなのです。私は写真を撮って、説明を読むので約10分弱立ち止まって見ていましたが、その間、その模型に気を留める人は一人もいませんでした。
そして、模型は置いてありますが、大きな垂れ幕などもなく、普通に歩いていたら絶対に気が付きません。
何かと話題になる竹島ですが、私は模型を初めて見ました。
模型の上に蛍光灯があり、どうしてもきれいな写真は撮れなかったのでお見苦しい写真ですいません・・・・(-“-)
英語、韓国語、日本語の3つの言語で説明が書いてありました。
韓国は領有権を主張しているので、住所を表示していますが、竹島(独島)の説明自体は、淡々としたものでした。
これを見た私は、竹島には日本の住所はあるのだろうか?という疑問を持ちました。
これはいつから置いてあったのでしょうか?
何度も参鶏湯を食べに来ているのに初めて気が付きました。
けれども、誰も気に留めない状況がとても印象的でした。
確かに、反日を声高に主張しているのはほんの一部の人たちだけであるというのは嘘ではないのだと改めて感じました。
地下鉄の駅を出て、北村に歩いて行きました。ここは、国際色豊かでした。日本人でチョゴマリを着ている人は見かけませんでしたが、マレーシアやインドネシアから来ている人たちがチョゴマリを着て北村を楽しそうに歩いていました。
ミャンマーでも韓国ドラマは大人気だと聞いています。
韓国歴史ドラマは事実を歪曲していると目くじらを立てる日本人もいますが、あそこまでお金をかけた歴史ドラマは、今日本では作っていません。ここは、素直に凄いなと思っているところです。
(人が住んでいるので、時代感が混在しています)
北村は以前伝統的な韓定食を食べに来たことがありましたが、ただ散策しに来たのは初めてです。
正直に言うと、海外からの観光客が日本の方が圧倒的に多いのは、この北村を見ても納得します。
一度見たら、もういいね!と日本人も言っていますが、それは贔屓目に見ても事実だと思います。
韓国と日本
昨年の訪日韓国人は約710万人。訪韓日本人は約140万人まで戻りましたが、圧倒的に日本に来る韓国人の方が多いのです。
LCCが地方に就航したおかげで、その数は増加する一方です。
そして、日本に来る韓国人の多くは、自分の国で起きている反日デモは、テレビの中で見る一つの出来事くらいにしか捉えていないというのが正直なところだそうです。
日本での嫌韓感情は高まるばかりですが、韓国の多くの庶民は日本は気軽に行ける隣の国と思っていて、自分の国の中の反日運動は、政治的なものとして捉えていて、それ以上でもそれ以下でもないのです。
けれども、代々大統領で、有罪判決を受けた人に対する感情は相当厳しいものがあります。
基本的に政治と財閥を信用してない韓国の人たちの不信感は、私たちが考えるものよりも根深いものです。民主主義を自分達で生み出し育てて来たわけでない・・・と昨晩話をしていた友人の言葉が胸に残っています。
北村から明洞に戻り、ロッテ百貨店のデパ地下をしばし楽しみ・・・
金浦空港までは帰りはリムジンバスで移動しました。
乗っていたのはたったの4人でした。
夕方のラッシュにぶつかったので金浦空港まで1時間20分くらい掛かってしまいましたが、渋滞のバスの中から眺めたソウル郊外の住宅地や普通の繁華街は、ハングル文字でなければ、やはりそれは日本に似ています。
ベルギーとオランダの関係と、日本と韓国の関係は似ているなと思います。
お互いに相手の国を意識していながら、文化や歴史的背景は共通なものがたくさんあります。韓国語の単語で日本語と同じものがたくさんあるので、そのうちなんとなく言っていることも分かってくるのもベルギーとオランダに似ています。
遠くなりたいけど近くの国。
それが日本と韓国
金曜日の夜の日本行きのフライトは日本に遊びに行く韓国人でいっぱいです。
彼女たち、彼らたちが楽しそうに日本で何をするかを話しているのを聞いて、なんとなくホッとして機内では爆睡しました。
韓国は好きですか?
韓国人は好きですか?
韓国が好きかどうかは分かりませんが、私は韓国人のことを嫌いにはなれません。やはり好きだと答えます。そして、韓国という国はよく分かっていないことを改めて認識するとともに、朝鮮半島の歴史はやはり興味深いものがあります。
いつか、昔の高句麗の遺跡を見ることができるのでしょうか?
最近の南北の接近により、韓国では仮想敵国がいなくなってしまったことも、韓国政府が反日運動に見て見ぬふりをしている要因のようです。
常に仮想敵国が必要な国なんですね。
北朝鮮との統一は、内心は嫌だなと感じている韓国人が多いそうです。
でも、昔高句麗だった北朝鮮と自由な交流が出来るようなった時、彼らたちがどう変わるのでしょうか?
短かったけれども中身の濃い2泊3日のソウル旅行でした…
To be continued