目次(Contents)
金運はキャッシュレスより大切?
皆さんは、風水を普段どれくらい気にしていますか?
私が、7Wonders of Japaneseとしてリストアップした中で、実はこれが日本人のキャッシュレスを阻む強力な理由ではないかと思っています。
『金運アップのためのお財布とお札へのゲン担ぎ』
ネットで「お金持ち お財布」とか「金運がアップするお財布の色」と検索をすると、洪水のような数のサイトがヒットします。
私の家は、父も含めて代々事業をしていたり商人だったりしていた先祖が多かったせいもあり、私も子供の頃から、「お財布とお金にまつわるゲン担ぎ」については、よく聞かされていました。
とにかく沢山のゲン担ぎやら作法があるので、そのすべてをリストアップして説明をすると、それだけで1年間はこのブログが続いてしまうぐらいですので、ここは簡単に整理してみたいと思います。
(個別のトピックスに関心がある方はネットで読んでみてください)
ゲン担ぎと風水
金運をアップするお財布の色や形、お札のお財布への入れ方、お財布に入れておいた方がよい金額、お財布に入れない方が良いもの、小銭の使い方などなど、とにかくゲン担ぎには切りがありません。
1. 昔から1000円×年齢で計算される金額をお財布に入れておくべきという考え方がある。お財布にはある程度のお金を入れておいた方が金運が良くなるというゲン担ぎにもつながる考え。
2. 「お金は居心地が良い財布に戻ってくる」というゲン担ぎがあり、お財布の中にお札を入れる時の入れ方まで指南されている。
3. お財布の色には金運をアップするものとそうでないものがあり、色によってその幸運の内容が違っている。また概ね長財布が良いとされている。
4. お財布に、ポイントカードやレシート、大量の小銭を入れてお財布をパンパンにするのは金運上よろしくないと一般には語られている。
5. 大量の小銭をお財布に貯めないように、日本人は(インド人ほどではないが)計算が得意なので、支払いの時のお釣りに大量の小銭を貰わないように端数を計算して支払いをすることに長けている人が多い。
6. とにかく、お金持ちになるためにはお金(お札)を大切にして使いなさいという教えが浸透している。
このようなゲン担ぎというか、教えの基となっているのは風水の思想です。
「では、その風水が生まれた中国でキャッシュレスが進んでいるのはどうしてなのか??」と突っ込みたくなりますよね?
このブログを書こうと思った頃から、それは確かに不思議だったので、少しネットで調べてみたのですが、中国本土ではお財布を使うという習慣があまり浸透していなかったようです。歴史的に、途中から共産主義となったので、お金そのものが否定された時期(配給制が主流の時)もあったりしたので、風水の故郷の中国では、お財布に風水の思想を浸透させるタイミングがなかったようです。
しかしながら、華僑(海外に移住をしている中国人)の間では、日本人のような考え方を持っているところもあるようです。
確かに、欧米に多数あるチャイナタウンでは、カード利用不可のところがまだまだあります。
では韓国はどうなのか(同じように風水を大切にします)?
韓国まで調べられなかったので、今度ソウルに行った時に現地の友人たちに聞いてみようと思います。
ということで、お財布を大切にするとお金持ちになれるのであれば、なかなかお財布を手放すことになるようなキャッシュレスは、本能的に日本人にはそぐわないという側面があるのではないかと思います。
お財布にいくら入れている?
この記事を書くに際して、数人の知人に意見を聞いたところ、「そんなの昔の話だろう」という人もいたのですが、ネット上でいくつかの調査を見ると、いやいや、まだまだお財布に一定のお金をいれておくことは大半の日本人にとっては習慣のようです。
以下の調査結果をご覧ください。
http://www.garbagenews.net/archives/2230454.html
(ガベージニュース様のサイトよりお借りしました。素はSMBCコンシューマーファイナンスの調査です)
https://cancam.jp/archives/264200
(Can Canのネットサイトで公表されていた調査結果です)
仮に決済をする時にキャッシュレスを選択するようになっても、(綺麗にそろえたお札を入れた)お財布を身につけておくことは別次元のものと理解する日本人はまだまだ多いのではないでしょうか?
金運が良くなるかどうかというのは、人生の中でもかなり重要な要素だからです。
もちろん、「いや、そんなこと気にしないよ!!」という人もいるかもしれません。
かく言う私は、決済はキャッシュレスが好きですが、お財布と中に入れるお札にはかなりゲンを担ぐ方です。
To be continued