目次(Contents)
1.そうだ北欧の旅に行こう!!
思うところがあり、仕事のスタイルと時間の使い方をこの3月から思いっきり変えてみました。
一番大きな要因は『高血圧』
若い頃は、低血圧と偏頭痛に悩まされたていたのは幻だったのか!!というほど、ここ7,8年は血圧が高くなった…
『いくらなんでも、50代ではやりたいことをやり切れない』という切実な思いが強くなったのでした。
→(注意)別にお医者さんから命の危険があると言われた訳ではない・・・
ということで、ひょんなことから時間に恵まれることになり、以前から念願だった『お洒落雑貨とキャッシュレスの旅』を実行することにしました。
北欧と言えば、お洒落雑貨(だと思う)!!
で、なぜ、そこにキャッシュレスが付いてくるわけ??
私、実はかなりの心配性なのです。
だから、海外旅行や海外出張に行く時には、いつもほとんど使わないことになるのに、必ずそれなりの外貨を持って行っていました。
頭では分かっていても、何度か遭遇した危機の経験から(メキシコのグゥナファトでは疲れと慣れない高地で鼻血が止まらなくなって病院に行った時に前金が必要だったとか、メキシコシティではホテルのカード決済端末の調子が悪くなって急遽ドルで支払いをしなければならなくなったとか→全部メキシコの出来事なんですが)、どうしても外貨を持ち歩かないといられなかった私だったのでした。
仕事柄、キャッシュレスとFintechによる利便性を推奨していた以上、その最先端を肌で実感してきたい!!
これが、北欧+エストニアに行きたかった理由なのです。
で?オランダは?
オランダでは、世界最大のFintechイベントの一つであるMoney20/20が開催されるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=WjhBq-ySbD0
欧州の、そのイベントには前から行ってみたいと思っていたのですが、なにせ、欧州はホテルも航空券もバカ高い・・・・
けれども、今年はオランダのアムステルダム。比較的ホテルや物価が高くなく、かつ、治安も良いところです。
しかも!!今年はFintechが最高潮のブームとなっています!!(のは、コインチェックの事件が起きるまで。事件が起きてからは些か停滞気味ですが(-“-))
2018年が明けて1月早々にはそのイベントに行こうと心の中で固く誓い、そこから、私のお洒落雑貨とキャッシュレスの旅のプランニングが始まりました
2.ハブはどこにする?(航空会社の選定)
オランダ/アムステルダム、空の玄関であるスキポール空港は、欧州では比較的大規模ながら機能的な空港で知られています。(確か、預け荷物のシステムは日系のシステムベンダーが開発したと聞いています)
しかし!!
日本からの直行便はKLMオランダ航空しかありません。
スターアライアンスのマイレージが好ましい私にとって、KLMは最適な選択肢ではなく、また、北欧を回るのであれば、ハブ空港(拠点空港)は北欧の方が便利ですし、日本からのフライト時間も少しだけ短くて済みます。
もし、同じように欧州を周遊するということであれば、日本から直行でロンドンに入ることはあまりお勧めできません。世界有数の混雑で有名なヒースロー空港は、着陸順番待ちで、私は何度もテムズ川とロンドン塔を入国前に空の上から眺める羽目になっています。
ということで、一度も乗ったことがない、北欧系の航空会社の比較スタート!!
北欧系の航空会社って何があったっけ?
スカンジナビア航空、フィンランド航空と、結局アエロフロート航空が無難であることが分かりました。
⇒というか、それしか選択肢がない…
直感的に惹かれたのはフィンランド航空でした。そう、日本人なら皆が知っているムーミンの故郷のフィンランドになんの根拠もないけど憧れを感じないわけはない・・・・
けれども、結局スカンジナビア航空にしました。
理由は、安いから・・・・(あ~、夢がない)⇒飛行機の図柄(?)はかっこいいけどね・・・
(Star AllianceのHPよりお借りしました)
会社HPも空港でのサービスもフィンランド航空の方が良いような気がしましたが、私の手元にあるANAのプラチナ会員カードが威力を発揮するのは、残念ながらフィンランド航空ではなくスカンジナビア航空ということで、あっさりと決定しました。
皆さんはシェンゲン協定というものを聞いたことがありますか?
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page4_000122.html
この協定に入っている欧州の国であれば、最初の空港で入国審査を済ませれば、ほかの国に行く時は、原則として入国審査が省略されるシステムになっています。
シェンゲン協定に入っている国は現在26か国だそうです。
当然ですが、ここにはイギリスは入っていません。
「なるべく空いてそうなシェンゲン協定の国の空港で入国審査を受けたい!!」
切なる私の思いは、約1年前にLAの国際空港で入国審査に2時間かかったトラウマです。
というわけで、物価が高くて日本人が長居しない傾向がある(と思われる)デンマークで入国審査を受けられるスカンジナビア航空に決定したわけです。
時間があると言っても、バックパッカーの方たちのように数か月日本を空けることはできないため、まずは、心を鬼にして欧州滞在日数を決めなければいけません。
3.11日間で何ヵ国周れるか?
心を鬼にして決めた滞在期間は11日間です。理由は、その日程が一番航空券が安かったからです…
帰りの便は、欧州を日曜日に出発するのが一般的には一番安いようです。
オランダで必要な滞在期間が決まっているので、残りで何ヵ国周れるか?
今度は、高地でもなく、渡航直前にハードワークは予定されていないので、鼻血が出ることもないであろうということで、練りに練ったプラン・・・・
とりあえず、行きたいと思う国の位置関係の確認から始まりました。
皆さん、北欧の国の場所と首都名、全部正しく覚えていますか?
私は・・・・すっかり忘れていました。
オランダも含めて、北欧とエストニアは、キャッシュレスがとても進んでいる国々です。その北欧のすべてを回るだけの日程がない以上、取捨選択が必要です。
けれども、位置関係も覚えていないくらいなので、どこがどんな街なのか、全く記憶に入っていません。ということで、こういう時はGoogle mapさんのお世話になるのが一番です。
まずは位置関係
次に、簡単な街の雰囲気
私の慎重なる検討結果はこんな感じです。
バルト3国はバスで周ることが出来て物価も安く治安も良く英語が通じるとのことだったので、せっかくの機会を生かしてエストニアだけでなくすべて行ってみたいと思ったのですが、バルト3国と北欧間のフライト数の少なさで断念することとなりました。
豪華フェリーでナイトフライトならぬナイト航海(タリン⇒ストックホルム又はタリン⇒ヘルシンキ)で時間を節約するのも、船酔いの恐れがある私にはやはりリスキーだったので断念しましたが、もし船に強いのであれば、エストニアの首都タリンから、ヘルシンキやストックホルムまでのフェリーの旅はお勧めです。
やっぱり、旧東欧圏は、モスクワがハブの方が便利が良いのです。
こんなところにも、冷戦時代の名残が残っているんですね。
ブログではわずか20行弱での顛末ですが、この検討には、足掛け3か月を費やしました。
フライト時間、ホテルの値段(つまり物価)が余りにも国によって違い過ぎて、簡単に決められなかったからです。
ということで、さんざん悩んだ(→その割には無難な日程になりましたが(-_-;))旅行の日程はこんな感じです。
成田空港⇒コペンハーゲンで入国審査⇒コペンハーゲンはトランジットだけで⇒オランダはアムステルダムに到着⇒到着は夜なので空港近くのホテルに宿泊⇒翌日、今回の旅では一番長くお世話になるホテルに移動(イベント会場への行き方は必ず事前チェック)⇒1日余るので電車でベルギーに行こうかな?⇒3日間『Money20/20』に参加⇒最終日に空港近くのホテルに移動⇒アムステルダムからエストニアのダリンへ移動⇒ダリンに2泊(一番の楽しみはここなのでホテルも奮発!!)⇒スウェーデンはストックホルムへ移動(現金は一切使わないでキャッシュレス先進国を実践!!)⇒コペンハーゲンに移動、(一応)人魚姫の像を見る⇒日本に帰国
ということで、延べ3か月かけて考えた日程なのですが、次回は悩みに悩んだホテルの選定と、キャッシュレスの命綱となるクレジットカード、デビットカードの選択についてです。
To be continued
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