Money20/20に行ってみよう! ~海外Fintechイベントのお勧め~

私にとって、今年最大のイベント(チャレンジ)は、オランダ/アムステルダムで開催される世界最大規模のFintechイベントであるMoney20/20に参加することです。

https://europe.money2020.com/2018-agenda

 

 

 

 

 

 

(アムステルダムはエコな街で有名で、自転車とトラムが主たる移動手段です)

Money20/20は、米国で始まり、後にヨーロッパ、そして今年3月に初めてアジア(シンガポール)で開催されました。
シンガポールには比較的多くの日本人の方が参加されていたと聞いています。

Fintechに関係する技術やトレンドについて網羅的に最先端を知り、そのプレイヤー達に触れることが出来るという点では、Money20/20は、とても良いイベントだと思います。

Fintechブームが世界中で盛り上がっている今、Fintech関連のイベントやカンファレンスは、100以上あるようです。以下のサイトが一覧で確認が出来て、とても分かり易いです。

https://www.fintechweekly.com/fintech-conferences

このブログを読んで下さっている方の中にも、「何か海外で行われているFintechのイベントや会議に参加してみたい!!」と、思っていらっしゃるかもしれません。
日本でFintechと名を打った会議やイベントでは、主にFintechベンチャーとその支援組織が中心となっているために、どうしても身内の集まりという雰囲気になっていて、それを聞きに来ている方が金融機関やカード会社などの比較的大企業が多く、「ベンチャーのプレゼンの場とそれをリサーチしに来た大企業」という構図になっていることが多いです。

それに対して、海外の多くのカンファレンスでは、世界でFintechをリードしている大企業のR&Dや事業企画をリードしているトップが、同等の知識と経験を持つ者同士で意見を交わすパネルディスカッションやKey Noteなどがメインであり、それを聞いている人たちも世界中から集まっていて、多種多様な価値観が持ち込まれて、議論もかなり白熱することがあります。
そのような海外のイベントで日本人を見かけることはほとんどなく、特に欧州のイベントの場合は、もし日本人に会ったら絶対に顔を覚えることが出来るくらいです。
ですから、それはある意味、”冒険”になるわけです。

Money20/20以外にも、Fintechを知るのに有用なカンファレンスやWorkshopがネット上では色々推奨されています。こちらなどはとても分かり易いです。

https://www.entrepreneur.com/article/291058

もし特定の技術や事業分野に特化して明確に知りたいことや学びたいことがあれば、上記のサイトを参考にしてください。いくつかのカンファレンスでは、全員参加型のものがありますので、意を決して参加されるのであれば、当該イベントのサイトは一通り読むことをお勧めします。

さて、数あるイベントの中でMoney20/20ヨーロッパを推奨するのは、幾つか理由があります。

① 規模が大きく、Fintechの主要なテーマや技術を網羅している。
ヨーロッパなので、英語がNon-Nativeの人が多いので、日本人でも比較的分かり易い。
③ アジアだと中国に、米国だと米国にどうしても参加企業が偏ってしまうのですが、ヨーロッパは、その辺りのバランスが取れている。今年については、なんと、JCBが5Star Sponsorになっています!!(⇒頑張れニッポン!!)
④ ヨーロッパの比較的小さな国で活躍されている方も多くいらっしゃっているので、国家視野のマクロ視点で話が出来る人に会える確率が高い。
食べ物が(和食ではないないけれども)バランスが取れている。
⇒朝食と夕食は、プログラム上組み込まれています。




ちなみに、今年の5Star Sponsorは以下の通りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、Fintechの基本的な知識と自分なりの考えを持っていて、(多少なりとも)Fintechに触れるビジネスをしているのであれば、(ヨーロッパのイベントでは)相手からすると宇宙人並みに珍しい日本人なので興味津々です。勇気を出して話しかければ、お友達の輪が広がる可能性が極めて高いわけです。

さて、ここまで読んで「私も行ってみようかな~??」と思って頂ける人がいたらとても嬉しいです。もし、出席されるのであれば、ぜひ事前にご連絡ください((笑))

さて、冒頭、「私にとって今年最大のイベントととなる・・・」と書いたのは訳があります。
ここまで盛り上げておいてなんですが、参加費がとても高いのです。
また、今年は比較的物価がリーズナブルなアムステルダムですが、とはいってもユーロ圏の旧西側諸国は物価が高いのです。

でもぜひ!!と思っている人のため、次回は、具体的な参加方法や、イベント(3日間あります)を有意義に過ごすための事前準備のコツなど書いてみたいと思います。

To be continued

大学卒業後、官僚として働く。NYに遊びに行った時、ウォール街をぶらついていた時の軽い閃きから、公認会計士を目指そうと思い立ち、心機一転、電卓も使えないのに公認会計士試験の勉強を始める。 1年後無事合格するも、当時は公認会計士は大変な人余り状態、かなり苦労をして中堅監査法人に就職・・・。 しかし、仕事と上司には恵まれ、株式公開準備業務、国際部の立ち上げなど貴重な体験を経て、図らずとも独立。その後、事業会社のCFOや社外役員などを経験し、ブランドプリペイドカード発行事業を手掛けるなど、涙と笑いに包まれた経験を続ける。時々、当初の思惑と現実のギャップに日々苦闘と笑いを繰り返す毎日を過ごしている。 In English https://www.linkedin.com/in/kaoru-arai-28332370/

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