皆さん、こんにちは
そろそろ花粉がピークですね、憂鬱な毎日を過ごしています(-_-;)
さて、ソーシャルネットワークの衝撃シリーズの続編を書いたのですが
その数時間後にニュースを見たら、『えっ』
『コインチェック、顧客が預けている仮想通貨約580億円分が流出』
皮肉なタイミングで、私は、ビットコイン億万長者となったキェメロン&タイラー・ウィンクルボス兄弟を取り上げて、なんとも呑気なブログを書いたもんだ・・・・
と、少し反省したりしていました。。。。
ということで、前回は、「実物の方が双子君たち、かっこいいね、英語綺麗だね」ということのために、リンクを貼ったブルームバーグの番組を(ちょっと)真剣に見ました。
もちろん、彼の英語をそのまま理解するために何度も繰り返し見ましたよ
今回コインチェックで、流出したNEMという仮想通貨は、その大半が日本人と中国人で売買されているもので、ビットコインのように世界中で認知され取引されているような仮想通貨ではありません。
しかし!!
テレビのインタビューなどを聞くと、そんな投機性の高いものに、「貯金250万円すべてつぎ込みました」という人たちが多数いるそうです。
この日本人の極端さは、キェメロン&タイラー・ウィンクルボス兄弟には理解できないだろうなと思います。
ブルームバーグの番組に出ていたのは、タイラーさんですが、彼は、「金に投資をすることを好む投資家のPortfolioとして、ビットコインが好まれるはずだ」と説明をしていました。
つまり、貯金が250万円しかなく、株式投資や投資信託、外貨取引などの経験値が少ないであろう人々に、「ビットコインは投資に向いている」とは一言も言っていないのです。
タイラーさんは、一貫して、「投資家Investor」という言葉を使っていました。
確かに、今回のコインチェックのずさんな管理は非難されるべきものであり、金融庁がその後の顛末も含めてしっかりと対応しなれけばならないことではあります。
なぜならば、日本は資金決済法で仮想通貨取扱事業者を登録制にして規制を敷いたからです。
ただし・・・・・・
一部の方たちからの怒りを買うことは承知の上、敢えて言及したいと思います。
「あなたたちは、投資家としてリスク認知をきちんとしていましたか?」
もし、投資家としてタイラーさんが言う通り、Portfolioも考えずに、有り金をNEMのような仮想通貨につぎ込んだとしたら、それは投資ではなく投機です。
投機は、英語でspeculate又は gambleと訳されます。
タイラーさんが出ていた番組では、投機をSpeculateと言っていましたが、日本人に分かり易いのは、Gambleの方でしょう。つまり、『ギャンブル』なのです。
日本人は、貯金⇒低リスク投資⇒中リスク投資⇒高リスク投資と段階を踏むのではなく、貯金⇒投機となる世界的にも珍しい民族の一つだと思います。
大きな理由として、日本ではお金について子供のころからきちんと教育をしないからであると言われていますが、中国人も似たような傾向があり、韓国人も同様なので、民族性というのは否定できないと思います。
この事件をきっかけに仮想通貨というものに興味を持ったという人も多くいるかと思いますので、タイラーさんのブルームバーグの番組の内容を要約してお伝えしたいと思います。
『ビットコインの価値が上がり、それが投資商品として金を超えるものとなるためには、取引所(Trading,Exchange)が必要だと思います。私たちは、信託銀行を使ってジェミニ取引所という取引所を運営しています。』
このタイラーさんのコメントで考えるべきWordingは、Tradingと信託銀行の2つだと思います。
ごくごく一部の仮想通貨を除いて、現在日本で行われている仮想通貨取引は、Tradingではなく、コインチェックのような会社との相対取引であり、取引所(Trading)とは言えないものです。
強いて言えば、売買会社です。
もう一つ、海外の信託銀行の仕組みを完全に正確に理解しているわけではないので、詳細は語れませんが、タイラーさんが信託銀行と言及した背景は、「エスクロー(倒産隔離)」の仕組みを整備することが念頭に置かれていると思います。
映画「ソーシャル・ネットワーク」では、ハーバード大学の学長に会うために父親のコネを使ってスーツを着込むというコミカルな役柄で表現されたタイラーさんですが、改めてブルームバーグの番組を見ると、今は立派な事業家です
これから、仮想通貨を買ってみようと思っている方には、ぜひこの番組を見て頂きたいと思います。
To be continued